なるこゆり (鳴子百合) 

学名  Polygonatum falcatum
日本名  ナルコユリ
科名(日本名)  キジカクシ科
  日本語別名  エミグサ、オオエミ、ヤマエミ
漢名  鐮葉黃精(レンヨウコウセイ,liányè huángjīng)
科名(漢名)  天門冬(テンモンドウ,tiānméndōng)科
  漢語別名  
英名  
2006/05/20 野川公園自然観察園

 Polygonatum falcatum には、次のような変種がある。

  ナルコユリ var. falcatum
  ヒュウガナルコユリ var. hyugaense
  マルバオウセイ var. trichosanthum
  ホソバナルコユリ var. tenuiflorum
   
 アマドコロ属(ナルコユリ属) Polygonatum(黃精 huángjīng 屬)の植物については、アマドコロ属を見よ。
 和名ナルコユリは、実の形から。
 漢名黃精(コウセイ,huángjīng)は、李時珍『本草綱目』(ca.1596)の釋名に、「坤土の精粹を得るを以て、故に之を黃精と謂う」と。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)黄精に、「和名阿末奈、一名也末恵美」と。
 源順『倭名類聚抄』
(ca.934)黄精に、「和名於保恵美、一云夜末恵美」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』8
(1806)に、「オホヱミ和名鈔 ヤマヱミ同上 ナルコユリ ササユリ サゝカンザウ ツリガネサウ丹波 ツユクサ地錦抄」と。
 なお、エミクサはアマドコロ
 本州(関東以西)・四国・九州・朝鮮に分布。
 中国では、カギクルマバナルコユリなどの根茎を、黃精(コウセイ,huángjīng)と呼び、薬用にする。なお、地方により いくつかの同属異種の植物の根茎を、黃精として用いる。『中薬志Ⅰ』pp.465-474。
 日本では、生薬オウセイ(黄精)は ウンナンナルコユリ、 カギクルマバナルコユリ又はナルコユリの根茎を、通例、蒸したものである(第十八改正日本薬局方)。
2007/05/12 神代植物公園   ナルコユリとワニグチソウの雑種か

跡見群芳譜 Top ↑Page Top
Copyright (C) 2006- SHIMADA Hidemasa.  All Rights reserved.
クサコアカソウ シュロソウ スハマソウ イワチドリ チダケサシ 跡見群芳譜トップ 野草譜index